昔取ったポカリスエット柄

読んだ本の感想とか、日常の出来事や考え事を書いていくタイプのブログ。

暗号通貨 前編(仕組み編)

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気付けば2017年も暮れですね。 2017年は暗号通貨元年だとか言われてて、この◯◯元年って表現はあんまり好きじゃないんですが、それはさておきちょろっと暗号通貨を触った知見を半分以上自分の忘備録的な意味合いでまとめておこうと思います。あと、この半月くらい人と会った際にやたら聞かれた税金周りの話もまとめたいと思います(長くなったので後編へ)。

一昨年の夏、bitflyerの口座を開設しようとして調べてるうちにいいなと思ったけど面倒で開かず終わったのを少し後悔しています。人生は選ばなかったことの積み重ねでできている。 調べたら一昨年の夏は30千円/BTC*1前後くらいで、今の相場が1,700千円/BTC前後(書いてるうちに1,500千円/BTCくらいになってました)なので、56倍だとかになってて、あのとき面倒がらずに開設して100万でも突っ込んでれば…って感じですね。

暗号通貨のはじめかた

まず株式を買いたいときに証券口座を開設するように、取引所でアカウントを作りましょう。

取引所といえばトロイカの替え歌が印象に残るCMのbitflyer出川哲郎が日本中のボーナスをビットコインにつっこませたcoincheckなどが有名ですが、勿論それ以外にも国内外たくさんの取引所があります。

どこで作るかですが、管理できる限りたくさん作るべきだと思います。理由は3つ。

①暗号通貨はビットコイン以外にもたくさんあって、増え続けている中で、取引所によって取り扱い通貨や入出金手数料、送金手数料が一長一短で違う

②口座開設して本格的に利用するためには郵便で居住確認なんかする本人確認が必要なので、いざ作ろうと思っても時間がかかる

③リスク分散(銀行預金と違い、取引所が倒産したときに一千万円の預金保護などはない+盗難リスク)


で、開く候補は以下の通りです。アカウント作るだけならどれも基本的にメールアドレスとパスワードを決めるだけなので簡単です。登録したらすぐ本人確認手続きをして郵便やらが届くのを待ちましょう。

bitflyer

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

国内取引所では古くからやっててセキュリティとか資金力とかしっかりしてます。BTC FXもできますがFXはやってないのでよくわかりません。現物の売買手数料はBTCで0.01%~0.15%かかります(実際にちょろっと売買する人の取引金額を考えると0.1~0.15%くらい)。BTC送金手数料は2017.12.30現在で0.008BTCだけどこの12月で2回変わってるし…。coincheckよりは安いです。日本円出金手数料はSMBCなら432円、それ以外なら756円。3万円未満ならもうちょっと安い。

coincheck

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

国内取引高1位。国内取引所の中では一番取り扱い通貨が多い。ただし、取引所形式で購入できるのはBTCのみでアルトコイン*2はすべて販売所形式*3。売買手数料は無料。送金手数料はbitflyerより高い。日本円出金手数料は400円。
アプリが分足、時間足、日足でチャート表示できてすごく見やすいけど、結局板買いしようとするとアプリではできない悲しさがあります。結局iPhoneからwebでログインするのも面倒なので、API使って他のアプリと連携させてます。

Zaif

zaif.jp

一番便利そうだけど現在アカウント登録がパンクしててなかなか本人確認のはがきが送られてこない。取引所形式で円やBTCでアルトコインを売買できるのでとても良い。それからBTCの売買手数料がマイナス(取引するともらえる)という素晴らしいキャンペーンをやっている。サーバーが弱めなので暴騰暴落時に思い通りに売買できないことがあるようで、たまにtwitterで叫んでる人を見かける。ここだけまだ本人確認が終わってないのでアフィにならない。ぐぬぬ…。

その他国内取引所

QUOINEX、bitbank、GMOコインあたりが次に名前がでてくるあたりじゃないでしょうか。この辺はさぼって登録してないのでよくわかんないっす。GMOのアプリはFXやらなんやら含めて使いやすいって聞きましたが果たして。おいおい追記していきましょう。

BINANCE(バイナンス)

BINANCE(バイナンス)

BINANCEは2017年設立の香港の取引所ですが、中国の暗号通貨規制の際に国内市場を捨てており、急速にシェアを伸ばし12月の下旬には24時間出来高が世界1位にもなったところです。ここのメリットはいくつかあって、

①取り扱い通貨が豊富(国内取引所で取り扱いのない通貨を含めて80種類以上の取り扱いあり)

②ハードフォークなどへの対応も積極的(全てのフォークコインへの対応予定。国内取引所は「取引所の負担が大きい(Zaif代表朝山氏)」などの理由で対応しない、または対応することを発表をするが付与のタイミングは未定といった対応を取っている中、過去のハードフォークの際にも素早い対応実績があります)

③取引手数料が0.1%と安い(BNBという独自トークン使用で更に半分)

④日本語対応

⑤運営してる人たちの実績もちゃんとしててセキュリティもしっかりしている

⑥本人確認なしでも2BTC/日出金可能。

あたりがあげられるかと思います。
まあ本人確認についてはそのうち厳格化とかで縮小する可能性が高いんじゃないかと思っていますが。それ以外は他の取引所と比べても圧倒的です。
円で取引できないため、国内取引所で円をBTCなどにエクスチェンジして送金する必要はあることと、サポートは日本語対応していないことは問題ですが、他の海外取引所だってそれは同じなので、そのうちアルトコインも色々買ってみるかって人は作っておけばいいんじゃないでしょうか。

その他海外取引所

米最大手のBITTREX(最近アカウント新規登録を制限している)、BITFINEX、POLONIEXあたりはよく聞きますが、この辺も作ってないのでよくわからないってのが正直なところです。  

けっきょくどこで開くか

とりあえずbitflyercoincheckあたりの国内取引所を2~4個とBINANCEのアカウントを作っておけば当面大丈夫なんじゃないかなって思ってます。というかそう思ってるので実際そうしてる。

よくわかんない取引所に金をおいておいて取引所ごとなくなっちゃうリスクも大きいので、資産はちゃんと身元のしっかりしてるところに置いておくか、なくなっても生活に影響がないくらいの金額しか置かないようにしましょう。2014年にマウントゴックスが490億円相当のビットコインが盗まれたと宣言して破綻したとき、同社は日本に本社を置く世界最大の取引所でした。

ちなみに暗号通貨の保管方法はハードウェアウォレット(ハードウェアにオフラインで保管)、ウェブウォレット、取引所などがあり、基本的にお金を動かしずらいほどセキュリティ的にも安全って認識です。正直そこまで気にするほど暗号通貨建ての資産を持ってないので調べてないです。そのうち暗号通貨を日常生活の決済に使うのが当たり前になったらその頃には便利なものが増えてるかなって。

ビットコインの仕組み

ちゃんと文章にまとめようかと思ったけど面倒になったのでこの辺を読みましょう。

www.google.co.jp

bitflyer.jp

  • 非中央化された通貨(特定の国が発行するものではなく、公開されたシステムによりルールに基づいて新規発行や取引の記録がP2Pネットワーク上で行われる)
    • 取引の透明性が高い(全ての取引が誰でも閲覧可能な元帳に記録される)
    • 誰から誰にでも、即時に送金可能であり、第三者による阻害が困難
    • 発行される量が決められている(約4年毎に発行量が半減し、2140年までに2100万BTC)

2年前にこの仕組みを読んだときはすげーなって思った。思っただけで終わったのが敗因だった…。

投資の仕方

仕組みのわからないものには投資しない

投資をするときの鉄則ですが、よくわからないものに投資するのはやめましょう。暗号通貨なら、仕組みのさわりの部分くらいは知っておきましょう。暗号通貨に限らず不動産や株やFXもやるなら走りながらでもいいから仕組みは勉強しましょう。

投資は生活費とは別のお金で。

当面の生活費は含み損益や流動性を気にしなくてもいい現預金(円)で持ちましょう。具体的には給与所得者なら生活費の6ヶ月分くらいあれば充分でしょう。人は一般的に貧すれば鈍するので、転職するときや働けなくなったときのリスクヘッジは重要です。資産を全部投資につっこんで、いざ金が必要なタイミングで投資判断とは別に円に戻す必要が発生するとたまに地獄が連鎖発生します。

12月の下旬に各国中銀の総裁たちが「暗号通貨は投機、しかも過熱してる」という旨の声明を出した時は、この人たちは法定通貨を司る人たちだからポジショントークが入ってるなーって見てました。が、実際この時そこそこ下がったし、本当に投機が過熱してる印象はあるし、まあいつさくっと暴落してさくっと損失出てもおかしくないわけですよね。さくっと暴騰してさくっと儲かる可能性があるのと同様に。

お決まりのアレ

なお、この記事は、作成時点で得た知識を元に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、本記事は暗号通貨に関する情報の提供を目的としたもので、特定の投資対象について、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いします。 なお、投資によって発生する損益は、すべて投資家本人へ帰属します。 当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、私は一切の責任を負うことはありませんので、ご了承下さい。

あと間違っているところがあったら是非ご指摘ください。私も初学者なのでわからないことだらけです。

後編で税金の話をしましょう。

sensyu.hatenadiary.jp

*1:ビットコイン。米ドルをUSD、日本円をJPYと表記するようなアレ

*2:ビットコイン以外の暗号通貨

*3:取引所形式:株式のように市場で売買するイメージ。可能な限りこの方法で売買すべき。販売所形式:運営会社相手に売買するイメージ。流動性は高いがスプレッドも大きいので実質的な手数料は圧倒的に高い。